資格を取得するメリットとは?

2020年時点で、准看護師の数は28万4,589人となっています。2010年の36万8,148人と比べると、約30%の減少傾向です。准看護師を志望する人数は年々減っていますが、看護師の人員が不足している現在では医療・福祉業界からの需要は高まっています。

准看護師の資格を取得するうえで最も大きなメリットは、正看護師と比較して資格が取得しやすいことです。そのため、他業界からのキャリアチェンジする人も少なくありません。

正看護師になるための学習期間は3年~4年ですが、准看護師は2年と短いので比較的に容易です。短期間なので、授業料も安く抑えられるでしょう。最短で看護師を目指すうえでは、准看護師の資格は大きな魅力と言えます。

そして、働きながら資格取得が目指せるのもメリットです。朝から夕方まで通して勉強する全日制のほか、昼のみや夜のみといった定時制も用意されています。社会人として働きながら、あるいは子育てをしながら准看護師を目指す人も多いです。

さらに、学歴に関係なく入学できるのも魅力でしょう。何らかの理由で高校に進学しなかった人、あるいは中途退学してしまった人でも入学できます。試験の内容もそれほど難しくなく、合格率は97%前後と高い傾向にあるのも特徴です。

需要が高いことから求人募集が多く、近年は超高齢社会によって病院だけでなく介護施設の求人も増加しています。中小規模の病院やクリニックなどの医療機関のほか、老人ホームなどさまざまな職場からの求人があるので職場選びに困ることもありません。